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  2009年10月 まあるいよ、救うカギ
 

オセロゲーム

わたしが色を変えてあげられたらいいな

もし 今のあなたの悩みが 解決していくといいな

もし 今あなたの苦しみが消え 前に進む力をもってくれたらいいな

もし 今あなたの心が 重かったら 軽くなったらいいな

わたしがあなたをつつみこんで

オセロゲームみたいに キレイな色に

変わっていったら いいのにな

心のオセロゲームは

ピンクが勝ちなんだよ

勝ちたいな

 

伊藤晴海さんの本「指絵」(ギャラリーAPA発行)の中の言葉です(著作権の関係で絵をご紹介できないのが残念です)。

晴海さん(はーちゃん)は2000年に生まれた9歳の女の子。110ヶ月の時に事故で脳障害を負い、車いすであらゆる場面で介助が必要な生活の中で6歳の時にリハビリのプログラムで指絵と出合いました。そして、昨年8月に、それまで描いた指絵と言葉を1冊の本にまとめたのが先の「指絵」です。

 はーちゃんは、2007年の福祉キャンペーンNHKハート・プロジェクト“ハートでつながるアート”50点に入選しています。こちらはウエブサイトでご覧いただけます(https://www.nhk.or.jp/heart-pj/art/ring/2007art_017.html)。とても温かなハートの絵と「まあるいよ、救うカギ」という言葉が掲載されています。

 

まあるいよ、救うカギ

みんなの心はどんな形ですか。みんなの心からイガイガしたものがとれて、

まあるい形になって世界がみんなやさしくなるといいな。

 

 「オセロゲーム」も「まあるいよ、救うカギ」も、はーちゃんの心温かで感謝の念をもった感性が、素直な言葉として表されていると思います。9歳の女の子の「人を思いやる」言葉に感動を覚えました。

私の10歳の姪は、最近自分勝手な言動が目に付きます。はーちゃんと姪との違いは何か?反論があるかもしれませんが、私は「感謝の念」を持っているかどうかだと思います。感謝するということは、自分が周りのお陰で生きているということを認識しなければできません。生かされていることに気づけば、そのことに感謝し、自ずと周りの人のことを考えられるようになるのではないかと思います。

「言うは易し、行うは難しです」が、はーちゃんの素直な言葉をそのまま受け入れれば、簡単なことですね。今日から少しだけでも変わってゆけたらいいですね。ピンク色のオセロのようなまあるい心に。

クョスコニョ    [1] 
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