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「330000」
  2011年2月 かたつむりのごとく
 

昨年は坂本龍馬の大ブームでした。龍馬ほど知名度はありませんが(そう思っているのは私だけかもしれませんが)同時代に生きた人物で山岡鉄舟という人がいます。西郷隆盛と勝海舟の江戸城無血開城のトップ会談を成功させるために隆盛と事前交渉した、いわば影の立役者です。明治天皇の教育係として10年間仕えたという功績は世界的に高く評価されています。鉄舟は、1888年(明治21年)に53歳で座禅を組んだまま往生しました。今53歳の私は鉄舟には到底およびはしませんが、鉄舟の人となりを学び活かしてゆきたいと思っています。

鉄舟が残した名言の一つに、

晴れてよし 曇りてもよし 富士の山 もとの姿は 変わらざりけり

があります。字面からは、「どんな時にも富士山が美しいのは、富士山それ自体が美しいからだ」ということでしょう。

剣の悟りを得たときに詠んだと言われていますから、「見た目(外観)に惑わされるな。本質はそんなところにはない。」と「周りに左右されることなく、常に自分を磨かなければならない。」の2つの意味を込めて詠んだのではないかと思います。つまり、見かけに騙されず、また見かけ倒しにならないよう、「深沈厚重」あるいは「泰然自若」であれと理解できます。私たちの生き様として重要かつ大切なことだと思いますが、なかなかできない難しいことでもあります。鉄舟が海舟からだけではなく隆盛からも信頼されていた訳が理解できます。

さらに、経営の神様と呼ばれた松下幸之助さんが尊敬していた中村天風さんは、この鉄舟の言葉を引用して、「事あるときも事なきときも動じない心境が運命を切り拓いていく」とまで言っています。

人も企業も、周りの環境に流されることなく向上心をもって臨むことの大切さを再認識しました。

ところで、鉄舟の名言に、

かたつむり のぼらば登れ 富士の山

もあります。カタツムリの大きさと富士山の高さ、さらにはカタツムリの動くスピード。どう見ても不可能に近い事柄ですが、それでもコツコツと努力することを善しとし、またその努力を認め讃える事を善しとしている句であると勇気づけられます。

創業18年の弊社は、未熟で未だ大きく成長できていません。しかし、鉄舟の短歌と俳句にある通り、流行に振り回されることなく、マイクロアルジェの研究・開発をコツコツと真摯に進め、藻類応用バイオテクノロジー企業としての確固たる地位を築き、お客様から全幅の信頼をいただけるように、今まで以上に努力してゆこうと意を新たにしました。

余談ですが、俳人小林一茶の句に、「かたつむり そろそろ登れ ふじの山」があります。一茶は鉄舟よりも前ですから、鉄舟は一茶の句を知っていて詠んだのかも・・・。

そこで一句。  かたつむり 笑顔で登れ 不二の山  (顔晴って頑張って)

クョスコニョ    [1] 
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