長く生きていることは
無駄ではなかったと
しみじみ思う年になった
見えなかったものや
聞こえなかったものが
見えだし聞こえだしたのも
ありがたい喜びの一つだが
一番大きな喜びは
色々の悲しみを知ったことだった